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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻5号

1997年05月発行

文献概要

誌上ワーク・ショップ セメント手技の実際

セメント固定THAにおける術前計画と手術手技

著者: 奥村秀雄1

所属機関: 1愛媛大学医学部整形外科

ページ範囲:P.583 - P.590

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 抄録:セメント固定人工股関節置換術の長期の耐久性を得るためには,綿密な術前計画と正確な手術手技が必須で,特にセメントと骨組織をinterdigitationさせるセメント手技を習熟することは非常に大切である.手術前に設計図を描いて,手術のシミュレーションをすることが,良い手術をするために必要である.骨頭中心の高さは20~25mmにして,ソケットの傾斜角は,40°外開き,10~15°前開きを基本とする.ソケットの外側縁と臼蓋縁との問に10mm以上の間隙が生じる症例では骨移植を併用する.臼蓋の骨移植はソケットの頂点を越えない範囲になるように骨頭中心の位置を調節する.骨盤の位置や手術中の脚長の確認のためのK鋼線の利用とstovepipeやchampagne-fluteの髄腔の症例におけるK鋼線の仮刺入の工夫について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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