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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻6号

1997年06月発行

文献概要

臨床経験

変形性股関節症を来したmultiple epiphyseal dysplasiaの1例

著者: 納村直希12 松本忠美1 中村琢哉1 富田勝郎1 野村忠雄3

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科 2国立金沢病院整形外科 3石川整肢学園

ページ範囲:P.715 - P.718

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 抄録:若年期に末期の変形性股関節症を来したmultiple epiphyseal dysplasiaの1例を長期間観察したので報告する.症例はFairbankの3主徴(低身長,短指,X線上多発性の骨端骨化障害)を全て満たし,若年期に末期の変形性股関節症を来した重症型のMEDで,38歳時両側の全人工股関節置換術を施行した.小児期に本疾患と診断した場合には,若年期に変形性関節症の合併があることを念頭において経過観察し,手術法および時期を決定し,治療のタイミングが遅れないよう注意することが重要と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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