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臨床経験
舟状月状骨間離開の1例
著者: 森田光明1 香月憲一2 斉藤英雄1 南幸作3 大向孝良3 石田俊武3
所属機関: 1市立藤井寺市民病院整形外科 2国立泉北病院整形外科 3大阪社会医療センター整形外科
ページ範囲:P.721 - P.724
文献購入ページに移動今回その中間的な存在といえる受傷後1カ月が経過していた40歳男性の症例を経験した.この症例に対して観血的に舟状骨を整復し,舟状月状骨間靱帯の縫合と鋼線固定に加えて,Blatt法に準じた関節包固定術を行い良好な臨床成績を得た.今回われわれが行った方法は新鮮例に対する術式では舟状骨の安定性に不安が残るが,STT固定術を行うほど陳旧化していない症例に対して適応があり,先に述べた新鮮例と陳旧例に対する術式の中間的な術式と位置づけている.
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