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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻6号

1997年06月発行

文献概要

臨床経験

脊髄硬膜外膿瘍の4例

著者: 宮城憲文1 揖野學而1 中村滋1 新田弘幸1 田中俊也1 松原祐二1

所属機関: 1掛川市立総合病院整形外科

ページ範囲:P.725 - P.728

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 抄録:硬膜外膿瘍の4例を経験した.除圧術により脳椎部発生の3例は回復したが,Heusnerのphase Ⅳに進行していた胸椎部発生の1例は満足できる結果ではかった.phase Ⅰ,いわゆる腰痛出現時に発熱のない症例が2例,炎症反応のない症例も存在していた.腰椎部においてはphase Ⅰからphase Ⅲへの移行は比較的緩徐であり経過中の診断は決して困難なことではないと考えられた.4例全てに長期に亘る合併症が存在しており,易感染性が発症に関与していると思われた.起因菌として,嫌気性菌・MRSAも存在していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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