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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻7号

1997年07月発行

文献概要

論述

脊椎疾患に対するpedicle screw fixationの合併症についての検討

著者: 村田雅明1 新宮彦助1 木村功1 那須吉郎1 塩谷彰秀1 米井徹1 福田文雄1 萱岡道泰1

所属機関: 1山陰労災病院整形外科

ページ範囲:P.765 - P.772

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 抄録:脊椎疾患に対してpedicle screw fixationを施行した171例(男性95例,女性76例,16~75歳,平均53.4歳)の合併症について検討した.症例の内訳は変性疾患151例,外傷17例,腫瘍3例である.
 screw誤刺入は25例27本(27/770本,3.5%)であった.このうちscrewによる神経根損傷を4例に認め,2例では麻痺が残存した.screw折損は12例17本,7.0%に認めた.偽関節は術後6カ月以上追跡し得た141例中21例14.9%に認めた.clear zone出現例(30例62本)では偽関節の発生率が32.1%と高かった.深部感染は6例3.5%に発生した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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