icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻7号

1997年07月発行

文献概要

臨床経験

著明な外反膝変形を呈したDysplasia Epiphysealis Hemimelicaの1例

著者: 西山正紀1 半田忠洋1 二井英二1 山崎征治2 山田芳秀3

所属機関: 1三重県立草の実学園整形外科 2上野総合市民病院整形外科 3済生会松阪総合病院整形外科

ページ範囲:P.819 - P.822

文献購入ページに移動
 抄録:著明な外反膝変形を呈したDysplasia Epiphysealis Hemimelicaの1例を報告する.症例は4カ月検診時,左外反膝を指摘され当院紹介となった.X線像では,左FTA169°で,左大腿骨遠位と左脛骨近位の骨端内側に米粒大の石灰化像を認めた.その後,過剰骨は成熟し,外反膝変形は進行した.さらに病変は,左腸骨,左大腿骨頭核,左脛骨遠位,左距骨,左内側楔状骨にも明らかになった.2歳5カ月時,左FTA145°となり,脛骨近位骨切り術を施行した.本症例は,Azouz分類のgeneralized or severe formであり,手術適応,術式選択には注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら