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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻8号

1997年08月発行

文献概要

臨床経験

先天性側弯症に類皮腫を合併した1症例

著者: 夏目直樹1 川上紀明1 三浦恭志1 松原祐二1

所属機関: 1名城病院整形外科

ページ範囲:P.965 - P.967

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 抄録:先天性側弯症に合併する脊柱管内奇形の発生率は20%前後といわれている.自験例は13歳,男性先天性側弯症の下位胸椎部に硬膜内髄外腫瘍(類皮腫)を合併しており,1)腫瘍切除,2)側弯矯正固定術の二期的手術を行い,良好な結果を得た.
 先天性側弯症には多くの脊柱管内奇形が合併するため,その存在の検索が不十分なまま治療を行うと,重篤な麻痺の発生などが起こる可能性があり,術前のmyelogram,CTM,MRIなどのより慎重な検討や適切な対応が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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