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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科32巻9号

1997年09月発行

文献概要

臨床経験

感染に伴う脱落ビーズと破損アルミナスクリューにより著しい股関節の破壊に至った1症例

著者: 藤林俊介1 松下睦2 田中千晶1 飯田寛和3

所属機関: 1京都市立病院整形外科 2日本赤十字社和歌山医療センター整形外科 3京都大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1075 - P.1080

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 抄録:感染に伴うビーズの脱落とアルミナセラミックスクリューの破損により著しい股関節の破壊に至ったポーラスコート型人工関節を経験した.抜去したインプラントに対しSEM,EPMAによる定性分析等による調査を行い,その原因を考察した.感染による人工関節のルースニングにより,ビーズの脱落およびアルミナセラミックスクリューの破損が進み,人工関節摺動面に侵入したビーズおよび破損スクリューが,人工関節の破壊,さらには股関節の破壊へと進展したものと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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