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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻1号

1998年01月発行

文献概要

臨床経験

経頭蓋電気刺激誘発複合筋活動電位モニタリング下にS-S shuntを施行した外傷性脊髄空洞症の1治験例

著者: 片山理恵1 川口善治1 中村宏1 根塚武1 北川秀機2

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部整形外科 2富山赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.65 - P.68

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 抄録:外傷性脊髄空洞症に対し,経頭蓋電気刺激誘発複合筋活動電位モニタリング下にT1-3の椎弓切除術およびT2レベルでS-S shunt(syringo-subarachnoid shunt)を施行した.経頭蓋電気刺激誘発複合筋活動電位モニタリング法とは,大脳皮質運動野を連続電気的に刺激し,四肢の骨格筋から誘発電位を記録するものであり,全運動路を評価しうる鋭敏な脊髄機能評価法である.本法は臨床的価値が大きいと思われるが,脊髄症が強い場合には,下肢からの記録が困難なことがある.本症例はその限界を示した一例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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