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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻10号

1998年10月発行

文献概要

臨床経験

遠位橈尺関節掌側脱臼の2例

著者: 牧田聡夫12 中村俊康1 仲尾保志1 高山真一郎1 堀内行雄1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部整形外科学教室 2けいゆう病院整形外科

ページ範囲:P.1237 - P.1240

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 抄録:比較的稀な,骨傷を伴わない外傷性遠位橈尺関節掌側脱臼の2例を経験した.受傷機転はどちらも回外強制であった.症例1では受傷後4週での徒手整復が可能で保存的に加療できた.一方,症例2は受傷後10週で来院したため,徒手整復が不可能で観血的整復術が施行された.回内外可動域は回内は70°,回外は90°と経過良好であった.
 外傷性遠位橈尺関節脱臼新鮮例は徒手整復可能であるが,陳旧例では観血的整復術を要することが多い.良好な結果を得るためには,早期診断,治療が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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