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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻11号

1998年11月発行

文献概要

論述

変形性膝関節症と退行性腰椎疾患合併例(仮称:Knee-Spine syndrome)の実態調査

著者: 長総義弘1 菊地臣一1 荒井至1

所属機関: 1福島県立医科大学整形外科

ページ範囲:P.1271 - P.1275

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 抄録:変形性膝関節症と退行性腰椎疾患の合併例のX線学的特徴について調査した.ある2カ月間に当科外来を受診した症例で,変形性膝関節症,または退行性腰椎疾患,またはその両者を有する症例328例(男性58例,女性270例)について検討した.3群の腰椎と膝関節立位単純X線像について比較検討した.両者を有する症例は,他2群に比べ,腰椎では骨萎縮が高度で,腰椎前弯が減少しており,膝関節では関節症性変化が進行していた.腰椎と膝関節はともに荷重関節として重要な役割を有している.腰椎と膝関節にみられる矢状面でのアライメント変化が,各々の病態に影響を与えている可能性が考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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