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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻11号

1998年11月発行

文献概要

臨床経験

巨大な嚢腫様病変を合併した腸骨の線維性骨異形成症の1例

著者: 住田秀介1 太田弘敏1 服部大哉1 佐藤啓二1

所属機関: 1愛知医科大学整形外科

ページ範囲:P.1347 - P.1350

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 抄録:症例は40歳女性.主訴は運動時に生じた右股関節部痛であった.単純X線像では,右腸骨部に広範囲の異常陰影を認め,その近位部は磨りガラス状陰影を,遠位部は骨透亮像を呈していた.CT像,MRlでは,囊腫様病変部と充実性病変部を認めた.開放生検後の病理組織像にて囊腫様変性を伴った線維性骨異形成症と診断し,病巣掻爬術および骨移植術を施行した.広範な囊腫様変性を伴った線維性骨異形成症は現在まで6例の報告にすぎず,また過去に骨盤例はないので,本症例は極めて稀と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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