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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻12号

1998年12月発行

文献概要

論述

セメントレスステムを用いた人工股関節再置換術の成績

著者: 名越智1 高田潤一1 長尾正人1 桑原弘樹1 小幡浩之1 久木田隆2

所属機関: 1札幌医科大学整形外科 2くきた整形外科クリニック

ページ範囲:P.1357 - P.1362

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 抄録:人工股関節置換術後のゆるみに対する大腿骨遠位固定型のセメントレス再置換術の有用性を検討した.対象は20例,21股関節,男性6例(7股),女性14例(14股)である.再置換術後の経過観察期間は平均4年8ヵ月であった.
 JOAスコアは術前平均50.5点(20~62点)が術後平均71.1点(52~90点)に改善した.21股中13股にbone ingrowthが得られ,unstableの症例はなかった.骨破壊が大腿骨骨髄腔の海綿骨のみでなく骨皮質にまで達していた17股関節のうち,骨皮質の部分的菲薄化が修復されたものは11股であった.また,皮質骨の部分的な欠損を有する7股のうち,修復されたものは5股であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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