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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻12号

1998年12月発行

文献概要

論述

癌骨転移に対する針生検の有用性について

著者: 森本一男1 赤松俊浩1 指方輝正2

所属機関: 1兵庫県立成人病センター整形外科 2兵庫県立成人病センター病理部

ページ範囲:P.1371 - P.1374

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 抄録:1989年より1997年までの9年間に兵庫県立成人病センター整形外科外来を受診した癌骨転移患者199症例中,診断確定や原発巣の検索のために組織検査を行った患者は48例であった.このうち38例にX線コントロール下で針生検を施行し,診断確定率,手技の問題点を検討した.
 48例の組織検査のうち開創生検8例,細胞診2例,trephineによる針生検38例で,針生検の36例(94.7%)が癌転移と診断された.腎癌,甲状腺癌,肝癌,肺癌の一部は原発巣が組織診で推定された.合併症はなく,創も一時的に治癒し,早急に放射線照射された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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