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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻2号

1998年02月発行

文献概要

論述

sublaminar wiring法による後頭頚椎固定術についてのX線学的検討

著者: 前田啓志1 鷲見正敏1 片岡治1 澤村悟1 池田正則1

所属機関: 1国立神戸病院整形外科

ページ範囲:P.131 - P.135

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 抄録:sublaminar wiring法による後頭頚椎固定術の固定性について検討することを目的として,術後X線像の変化について調査検討した.調査時には上位頚椎部において垂直方向,前後方向ともに軽度の転位は認めたが,全体として固定位は保持されていた.頭蓋骨には微量ではあるが前方へ,なおかつ全体として尾側への動きが認められた.本法による固定性の限界のために,頭蓋骨の重みが作用して軽度ではあるが前方.尾側への転位が生じたものと思われる.
 内固定材の種類によって,固定性には差が認められた.Tlloopを使用した症例における固定性は,rectangular rodのそれよりも優れていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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