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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻2号

1998年02月発行

文献概要

シンポジウム 人工股関節置換術の再手術における私の工夫

人工股関節置換術の再手術における私の工夫

著者: 大西啓靖1

所属機関: 1国立大阪南病院

ページ範囲:P.161 - P.171

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 要旨:人工股関節再置換において,コンポーネントと骨セメント抜去時,骨破壊しないよう注意し,特に大腿骨遠位部の骨セメント抜去の困難な時,できる限り近位部に開窓し,セメント中央部にドリル孔をあけて,キュンチャーリーマーで削り取る.寛骨臼の骨破壊と欠損の程度に応じて,1)HA細顆粒(1~2mm)単独,または粉砕同種骨との混合を充填,2)3種の大きさのHA顆粒(4~5mm,1~2mm,100~300μm)の混合,または同種骨チップとの混合の充填,3)大腿骨頭,脛骨板の同種骨ブロックで補強し,HA顆粒または同種骨チップとの混合を充填し,Kerboull十字プレートで補強した.大腿骨近位部の骨欠損の程度に応じて,1)再置換用ステムの使用,2)半割した同種骨大腿骨頭で形成・補強した.骨栓にHAを充填,骨セメント固定に界面バイオアクティブ骨セメント手技〔骨セメント間にHA細顆粒(100~300μm)を介在〕を用いた.開窓部表面にはHA顆粒(100~300μm)を塗布し,骨形成を促した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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