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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻2号

1998年02月発行

文献概要

シンポジウム 人工股関節置換術の再手術における私の工夫

人工股関節置換術および人工骨頭置換術の再手術における私の工夫

著者: 奥村秀雄1

所属機関: 1愛媛大学医学部整形外科

ページ範囲:P.173 - P.180

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 抄録:人工股関節置換術(THA)および人工骨頭置換術(BHA)のコンポーネントの再置換術における股臼側の再建方法,大腿骨側のステムの適応と手術手技の工夫について記述した.対象は42症例,44関節であった.再置換術前の手術は,BHAが23関節,THAが21関節であった.カップのみの再置換が3関節,ステムのみの再置換が6関節であった.カップとステムの両方を設置したのが35関節であった.カップの再置換にはHarris-Galanteカップ,Kerboull十字プレート,restoration GAP acetabular cup(GAPサポーター)を用いた.ステムの再置換には.セメントレスのロングステム(BIASステム,S-ROMステム,Huckstepステム)を用いた.まだ短期成績であるがゆるみを認めない.S-ROMステムはtype 1の症例に適応があり,Huckstepステムはtype 2とtype 3に適応がある.特に,骨折が合併した症例はHuckstepステムの良い適応である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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