icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻2号

1998年02月発行

文献概要

シンポジウム 人工股関節置換術の再手術における私の工夫

人工股関節再置換術の要点と工夫

著者: 小林千益1 高岡邦夫1

所属機関: 1信州大学医学部整形外科

ページ範囲:P.181 - P.187

文献購入ページに移動
 抄録:当科で行っている人工股関節再置換術の要点と工夫を述べる.感染の診断と予防には細心の注意を払っている.骨欠損の程度をアメリカ整形外科学会(AAOS)分類を用いて評価し,それに応じた再建方法を選択している.同種骨には,免疫学的および生物学的な問題があり,病気移しの危険性もあるため用いていない.骨移植には自家骨のみを用いているが,量的に限りがあるため,骨欠損の程度に応じて異なる治療法を選択している.臼蓋側では,骨欠損が少ない場合はセメントレスソケットで再建し,骨欠損が大きく,特に分節状の骨欠損がある場合はセメント固定のソケットを股臼補強リングとともに用いている.大腿骨側は,表面の広範囲に多孔性加工がなされたステムを用いて再建し,必要に応じてロングステムを使用している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら