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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻2号

1998年02月発行

文献概要

シンポジウム 人工股関節置換術の再手術における私の工夫

人工股関節置換術の股臼側再手術における私の工夫

著者: 澤井一彦1 大塚博己1 廣瀬士朗1 宮本浩秀1

所属機関: 1愛知医科大学整形外科

ページ範囲:P.189 - P.196

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 抄録:股臼側にAAOS分類Type I~IIIの骨欠損をもつ,人工股関節置換術後のソケットの弛みに対して,細片化同種海綿骨の圧迫移植と股臼縁にリム・サポーターを併用し,骨セメントによる固定を用いた.この手術ではリム・サポーターが適切な位置に,安定して設置されることが必須であり,このため股臼縁の適切なトリミングが必要となる.われわれは考案した「股臼実体モデル」を用いて術前のプランニングと模擬手術を行っている.
 股臼内板の欠損は自家腸骨外板により閉鎖し,骨欠損腔の充填に用いる細片化骨はボーンミルを通して中間的なサイズとした.トライアル器具を用いて細片化骨を圧迫充填し,半球状の股臼窩を形成することはSlooffらと同様であるが,リム・サポーターの骨セメント固定に際して若干の注意点に言及した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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