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シンポジウム 大きな骨欠損に対する各種治療法の利害得失
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著者: 菊地臣一1
所属機関: 1福島医科大学整形外科
ページ範囲:P.242 - P.243
文献購入ページに移動骨欠損の問題で日常診療上,われわれが最も遭遇するのは四肢の外傷と骨軟部腫瘍です.また,古来,最も治療に難渋する疾患の一つとして先天性下腿骨偽関節症があります.これらの難問に対して,今やわれわれは様々な有効な武器を持って対処できるようになりました.現在,本邦の第一線の現場で広く用いられている大きな骨欠損に対する代表的な先端的医療技術はbone transportとマイクロサージャリーを用いた再建術であると思います.この2つの手技は全く異なった手法による再建です.しかし,目指すところは同じで,両手技とも全国の各施設でかなりの症例の蓄積がなされつつあります.
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