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連載 リウマチ―最新治療のポイントとその留意点・6
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抄録:膝関節は関節腔が広いため,慢性関節リウマチにおいて膝の滑膜は量的にも多く,滑膜炎は局所的にも,全身的にも炎症の重大な根源となりうる.膝関節の滑膜炎が持続すると,関節液中の炎症性物質により,また炎症性肉芽により骨軟骨が破壊される.抗リウマチ薬などの積極的な保存療法に反応しない滑膜の炎症は滑膜切除術により切除されるべきである.滑膜切除には従来より行われている外科的な滑膜切除術(capusub-synovectomy)と近年,関節鏡の発達に伴って盛んになった鏡視下滑膜切除術(arthroscopic synovectomy)がある.両術式につき適応,術式,治療法の位置づけにつき認識する必要がある.人工膝関節置換術(TKA)はデザインの改良,材質の向上,手術手技の進歩により,近年RAにおいても長期的に良好な長期成績が報告されている.しかし,TKAにおけるいくつかの問題点もあり,RAにおける最近の進歩と問題点につき記載した.
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