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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻4号

1998年04月発行

文献概要

特集 脊椎外科最近の進歩―OPLLを中心として―(第26回日本脊椎外科学会より)

骨粗鬆症における脊椎圧迫骨折による後弯変形に対する脊椎後方短縮術

著者: 星野雄一1 税田和夫1 吉川一郎1 大上仁志1 中間季雄1 刈谷裕成1

所属機関: 1自治医科大学整形外科

ページ範囲:P.439 - P.444

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 抄録:骨粗鬆症における胸腰椎移行部の圧迫骨折に起因する脊髄麻痺3例に対し,後方進入による脊髄前方除圧および脊椎後方成分の短縮手術を行い,良好な結果を得た.脊椎後方成分を短縮することにより,椎体内の空隙が減じ,また罹患椎体の上下の椎体終板は平行になる.この機序により罹患部の上下の椎体に設置した椎弓根螺子に対する脱転のベクトルが減少し,粗鬆化した椎体でも螺子脱転のない安定した固定性が得られると考えられる.骨粗鬆症患者においては椎体後壁を後方から除圧する操作は比較的容易であり,したがって本法の技術的難易度はさほど高くはないと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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