icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻4号

1998年04月発行

文献概要

特集 脊椎外科最近の進歩―OPLLを中心として―(第26回日本脊椎外科学会より)

頚髄MRI横断画像からの術後の予後予測

著者: 松山幸弘1 川上紀明2 佐藤公治1 岩田久1 亀山隆3 橋詰良夫4

所属機関: 1名古屋大学医学部整形外科 2名城病院整形外科 3名古屋大学医学部神経内科 4愛知医科大学加齢医科学研究所

ページ範囲:P.455 - P.463

文献購入ページに移動
 抄録:手術的治療を受けた後縦靱帯骨化症患者44例において,術前の頚髄MRI横断画像よりBoomerang型,Triangle型,Tear-drop型の3型に分類し,この3型と臨床症候,手術成績との関連について検討を加えた.Triangle型は長期罹病期間を経ており多椎間にわたった病巣をもち,その結果頚髄横断面積の減少,いわゆるatrophyが起こった状態で手術後も横断面積や症状の改善を期待できない脊髄を示したが,Boomerang型,Tear-drop型は比較的短期の罹病期間,しかも単椎間の病巣で,手術後の脊髄横断面積の改善や症状の改善は非常によい可逆性のある状態と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら