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臨床経験
Bony shellが消失したが悪性の腫瘍態度を示さなかった骨巨細胞腫の1例
著者: 浅野昌育1 石川忠也1 中島浩敦1 鳥居行雄1 日比敦夫1 柘植哲1 大澤良充1 呉和朗1 金康秀1 武田斉子1 山田順亮1
所属機関: 1名古屋第1赤十字病院整形外科
ページ範囲:P.695 - P.699
文献購入ページに移動推論として,骨巨細胞腫のbony shellはすべて消失の方向に進む.荷重骨では痛みが早期に起こりbony shellが保たれた状態で発見され,腓骨のように比較的荷重のかからない場合は痛みが起こらずbony shellの消失が進んでから発見される.ただ発見の時期の違いがあるだけであると考えた.bony shellの消失した骨巨細胞腫=高悪性度巨細胞腫の図式は成り立たないと考えた.
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