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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻6号

1998年06月発行

文献概要

臨床経験

保存的に治療されたbipolar型人工骨頭disassemblyの2例

著者: 稲田充1 今泉司1 上村万治1 山田邦雄1 高田直也1 金嘉朗1 神山文明1 鈴木達人1 鈴木浩之1

所属機関: 1小牧市民病院整形外科

ページ範囲:P.771 - P.774

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 抄録:bipolar型人工骨頭置換術後にdisassemblyを生じた稀な症例を2例経験した.症例1は73歳の男性.59歳時,左大腿骨頚部骨折のため人工骨頭置換術を施行された.67歳時,しゃがんだ際にdisassemblyを認めたため入院し3日間の牽引後,X線像にて整復位が得られていることを確認した.症例2は60歳の女性.55歳時,両大腿骨骨頭壊死のため両股関節に対し人工骨頭置換術が施行された.57歳時,右人工骨頭にlooseningを生じたため再置換術が施行された.60歳時に股関節の内転,屈曲,内旋位を強制した際にdisassemblyをきたしたが,透視下にて徒手整復を試み整復可能であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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