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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻6号

1998年06月発行

文献概要

臨床経験

病理組織像で確認された仙骨部perineurial cyst―2例報告

著者: 渡辺健1 遠藤健司1 西野誠一1 伊藤公一1 市丸勝二1 今給黎篤弘2 草間博3

所属機関: 1東京医科大学霞ヶ浦病院整形外科 2東京医科大学整形外科 3東京医科大学霞ヶ浦病院病理部

ページ範囲:P.775 - P.778

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 抄録:MRIの普及により腰部,下肢痛の原因としてのsacral cystの報告は散見されるが,1938年にTarlov1)が名付けたperineurial cystは,報告例も少なく診断面でも問題を残している.われわれは,仙骨に発生したperineurial cystの症例を2例経験したので,病理像を含め,文献的考察を加えて報告する.
 症例1は25歳女性,主訴は腰痛,右殿部のしびれ感であった.腰椎椎間板ヘルニアの疑いで行ったMRIにて偶然仙骨部に,囊腫様像を発見できた.症例2は46歳女性,主訴は腰痛,尿失禁.馬尾腫瘍の疑いで行ったMRIで,仙骨部に一致した囊腫像を発見した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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