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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻7号

1998年07月発行

文献概要

臨床経験

進行性全身性硬化症に合併した多発性骨壊死の1例

著者: 乾義弘1 土井田稔1 佐浦隆一1 黒坂昌弘1 水野耕作1 中山志郎2

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科 2中山内科医院

ページ範囲:P.929 - P.933

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 抄録:症例は59歳,女性.1980年頃から進行性全身性硬化症(以下PSS)の診断のもとプレドニン10mg/日を投与されていた.1993年より特に誘因なく右膝関節痛出現し症状が増悪してきたため,1997年に精査加療目的で当院紹介となった.単純X線写真とMR像より,右𦙾骨外顆の陥没と大腿骨顆部の骨壊死を認め,人工膝関節置換術を行った.同時に左距骨の骨壊死を認めた.本症例ではPSSによる関節局所の血管病変に加えて,ステロイドの全身的影響から多発性骨壊死をきたしたと推測される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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