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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻8号

1998年08月発行

文献概要

シンポジウム 骨組織に対する力学的負荷とその制御―日常臨床に生かす視点から

牽引力に対する骨細胞の反応―ラット大腿骨のdistraction osteogenesis

著者: 佐藤宗彦1 安井夏生1 中瀬尚長1 杉本瑞生1 木村友厚1 越智隆弘1

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科

ページ範囲:P.983 - P.988

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 抄録:骨延長の基礎メカニズムを解明するため,ラットを用いた再現性の高い骨延長実験モデルを確立し,分子生物学的手法を用いて検討した.これにより,1)延長初期では主に軟骨内骨化により,次に延長後期では膜性骨化により骨形成が行われる,2)牽引メカニカルストレスにより骨基質蛋白・BMP4の遺伝子発現が持続的に誘導される,3)延長組織においては,軟骨内骨化,膜性骨化のどちらにも分類できない第三の骨形成のメカニズムであるtranschondroid bone formationが存在する,ことがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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