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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻8号

1998年08月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

慢性関節リウマチに対するmodified Sauvé-Kapandji法

著者: 藤田悟1 政田和洋1 冨士武史1 小松原良雄2

所属機関: 1大阪府立病院整形外科 2行岡病院整形外科

ページ範囲:P.999 - P.1002

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 抄録:慢性関節リウマチ(RA)に対してSauvé-Kapandji法を行う際の問題点は,尺骨の遠位関節面がすでに破壊されているため不整な関節面で手根骨を支持することと,骨吸収のため十分な大きさの棚が形成できないことである.この欠点を補うためにわれわれは切除した尺骨頭を90°回転させて橈骨に差し込む方法を開発し,良好な短期成績を得ているので手術法を紹介する.全例骨癒合は良好であり,当初危惧された尺骨頭の骨吸収は認めなかった.本法はRAに対する従来のSauvé-Kapandji法の欠点を補い,良好な初期固定性が得られる優れた方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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