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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻8号

1998年08月発行

文献概要

ついである記・26

IzmirとEphesus

著者: 山室隆夫12

所属機関: 1京都大学 2国際整形災害外科学会

ページ範囲:P.1008 - P.1009

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 現在のトルコにはギリシャ,ローマ,オスマン・トルコなどの数千年に亘る古い文明の跡が堆積しているので,小アジア地方の歴史を前もって少し勉強しておかないと,観光に行ってもその国の面白さは十分に理解できないであろう,という意味のことを前回書いた.ところが,私自身も不勉強であったので,トルコのイズミール(Izmir)とその周辺を初めて旅した時には,ギリシャやローマ文明の数々の大遺跡をまのあたりにして歴史の迷路に迷い込んでしまったような錯覚に陥った.トルコのエーゲ海沿岸地方は紀元前は古代ギリシャの支配する土地であったわけだから,そこにギリシャの遺跡があるのは当然なのだが,実際にその地に行ってみるまではトルコにあれほど壮大なギリシャやローマの遺跡が数多くあるとは予想していなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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