icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻8号

1998年08月発行

文献概要

臨床経験

atypical hangman's fractureの治療経験

著者: 金井泰貴1 寺本健二1 鈴木聡1 中井一成1 新井達也1 杉田光1 松崎尚志1 光野芳樹1 野坂健次郎1

所属機関: 1市立島田市民病院整形外科

ページ範囲:P.1033 - P.1036

文献購入ページに移動
 抄録:軸椎椎体骨折,いわゆるatypical hangman's fractureの1例を経験したので報告する.症例は,60歳男性.飲酒し,転倒受傷.初診時,頚部痛を訴え,骨折の転位を認めたが,神経学的異常は認めなかった.直達牽引下に整復,保持,ケアーは回転ベッドを用いた.途中,転位を来し,SKAT(spine kyphosis anterior translation)を防止することでアライメントを回復,神経麻痺を惹起することなく,良好な骨癒合を得た.
 軸椎椎体骨折は比較的稀で,Levine分類4)に該当せず,Burkeら2)はatypical hangman's fractureとしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら