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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻9号

1998年09月発行

文献概要

論述

Deltafit型人工膝関節の手術成績―可動域に重点をおいて

著者: 青山朋樹1 小谷博信1 三木堯明1 千束福司1 原聖1 武富雅則1 大西勉1 長谷隆生1 西庄功一1 坂本相哲1 上尾豊二1

所属機関: 1玉造厚生年金病院整形外科

ページ範囲:P.1061 - P.1066

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 抄録:当院で施行したDeltafit型人工膝関節のうち1年以上の経過観察の可能であった84例103膝において臨床成績,X線所見について調査し検討を行った.特に近年,本邦では人工膝関節に深屈曲が求められていることから可動域の点について詳しい検討を行った.
 臨床成績は三大学試案膝関節機能評価点数を用い,術前平均51.5点が86.6点に改善した.可動域は術前119.8°が127.1°に改善し,OAでは122.9°が127.3°に,RAでは98.9°が126.1°に改善し,特にRAにおける改善が著しかった.130°以上の深屈曲が可能であるのは56膝(53.7%)と半数以上の例において深屈曲が達成された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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