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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科33巻9号

1998年09月発行

文献概要

臨床経験

ステロイド長期投与患者に特因なく生じた恥骨骨折の3例

著者: 戸嶋潤1 渥美敬1 山野賢一1 村木稔1 武村康1 黒木良克1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院整形外科

ページ範囲:P.1149 - P.1152

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 抄録:ステロイド長期投与患者に特に誘因なく発生した恥骨骨折の3例を経験した.症例は全例女性で,基礎疾患がSLE,シェーグレン症候群,RA,IgA腎症であり,その治療に対してステロイドを4年6カ月から10年5ヵ月(平均6年6ヵ月)長期投与されていた.当科受診時のX線ではSinghの分類のgrade 2および3に相当する骨粗鬆症を認めた.これらより,3症例はステロイド長期投与により生じた骨粗鬆症を基盤としたPentecostら6)が定義したinsufficiency fractureと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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