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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻1号

1999年01月発行

文献概要

論述

転移性上位胸椎腫瘍における単純X線正面像の評価

著者: 浜名俊彰1 高橋満1 宮城憲文1 兵藤伊久夫1

所属機関: 1愛知県がんセンター整形外科

ページ範囲:P.27 - P.32

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 抄録:圧壊により急速な脊髄麻痺を来たしやすいが,日常診療での単純X線像で見逃しやすい上位胸椎転移症例に関して,retrospectiveに単純X線像をMRIと対比検討した.上位胸椎転移では,cost-vertebral jointの破壊による脊柱のangulationが早期に出現することが多かった.この時点で保存的治療を開始した大部分の症例で麻痺回避とADLの維持が得られた.上位胸椎転移では,angulationを不安定性の初期,すなわちimpending collapseと認識して,早期に治療を開始することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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