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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻1号

1999年01月発行

文献概要

臨床経験

椎間孔に発生し第5腰椎に骨破壊を生じた神経鞘腫の1例

著者: 野々村諭香1 坂口康道1 西本博文1 細江英夫1 清水克時1

所属機関: 1岐阜大学医学部整形外科

ページ範囲:P.89 - P.91

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 抄録:今回われわれは,椎間孔に発生し第5腰椎に骨破壊を生じた稀な神経鞘腫の1例を手術的に治療し,良好な結果を得たので報告する.症例は55歳,男性.主訴は腰痛,左下肢痛.左下腿外側に軽度の知覚低下,および左1趾の軽度の筋力低下が認められた.各種画像診断より左L5/S1椎間孔を中心として,いわゆる砂時計腫がL5椎体を破壊していることが描出された.手術は後方経路により侵入して,L5神経根を温存しつつ腫瘍を摘出した.病理診断は神経鞘腫であった.術後,神経脱落症状もなく良好に経過している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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