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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻1号

1999年01月発行

文献概要

臨床経験

腓腹神経絞扼障害の1例

著者: 西口薫1 岩田淳2 申寳榮3

所属機関: 1丹後中央病院整形外科 2島根医科大学整形外科 3芦原病院整形外科

ページ範囲:P.107 - P.109

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 抄録:靴による圧迫が原因と考えられる腓腹神経絞扼障害の1例を経験したので報告する.症例は20歳,女性.約1カ月前から左第5足指にしびれ感を生じるようになり,1週間前からは左足背外側全体に安静時痛も生じるようになり来院した.受診前2カ月間履いていたパンプスは左足関節外果周囲を強く圧迫しており,これによって腓腹神経に絞扼状態を生じたものと考えた.保存療法が無効であったため手術を行った.術中所見では,腓腹神経の扁平化と下腓骨筋支帯の腫脹を認めた.神経剥離術後,翌日から症状は完全に消失した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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