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雑誌目次

雑誌文献

臨床整形外科34巻10号

1999年10月発行

雑誌目次

視座

医学・医療の行方

著者: 嶋村正

ページ範囲:P.1183 - P.1183

 近年の医学の進歩は加速度的発展の様相を呈し,その中で医療も多大な恩恵に浴してきました.人の遺伝子解析も順調に進んでおり,近い将来その全貌が明らかにされようとしています.また,動物の胚幹細胞からの分化誘導による各種組織の培養が可能となり,生体の各種組織の再生・修復への光明がみえてまいりました.行きつく所に限りなく近づいていることが,昨今ひしひしと感じられます.まさに“行くとして可ならざるは無し”の体を呈しています.これらの成果は遠からず医療に反映・導入されるものと思われます.このことは,一方では大いなる希望・夢を抱かせてくれますが,他方では同時に人の生死制御といった不安・危惧も内包しております.
 教・行・証の三要素は,医学・医療においてもその根幹をなしております.期待される証の成否は偏に教に基づくハイテク技術・機器を駆使した高度先進医療に代表される行の正否にかかっております.このことは,ハイテク兵器による誤爆事件を例に取るまでもなく,自明の理です.事を判断し,決行するのは常に人(医師)ですので,これにかかる責任は医学・医療の進歩にも増して,経年的に大きくなってきております.このため,informed consent,second opinion,evidence-based medicineなどの種々の事項が取り上げられ,不可欠の要素として浸透してきております.

論述

分娩麻痺における脊髄造影

著者: 坪井秀規 ,   川端秀彦 ,   柴田徹 ,   有賀健太

ページ範囲:P.1185 - P.1190

 抄録:神経修復術を施行した重度分娩麻痺の術前脊髄造影所見と術中所見を比較し,分娩胎位,損傷神経高位を考慮し検討した.術前脊髄造影,神経修復術を施行した重度分娩麻痺52例中,脊髄造影所見が明瞭で,術中神経根の評価が可能であった217神経根を対象とした.脊髄造影所見でnormal根では正常50%,節後損傷48%,pseudomeningocele,defect根はそれぞれ82%,90%が節前損傷であった.偽陽性率を分娩胎位別にみると,pseudomeningocele根では頭位分娩13%,骨盤位分娩27%,defect根でそれぞれ11%,9%であった.これらを神経高位別に見ると頭位分娩と骨盤位分娩とでは大きく異なっており,これらのことを考慮すると脊髄造影の診断価値が向上することがわかった.また,分娩胎位により神経根に対して異なった受傷機転が関与していることを今回の結果は支持していると考えられた.

リウマチ性環軸椎亜脱臼術後の中下位頚椎の変化について―ムチランス型を中心として

著者: 浅野浩司 ,   小森博達 ,   持田潔 ,   安部理寛 ,   立石智彦 ,   四宮謙一

ページ範囲:P.1191 - P.1195

 抄録:ムチランス型RAでは中下位頚椎病変を高率に生じ,その病変は上位頚椎病変より遅れて発症,進行する傾向があるとされている.われわれは環軸椎亜脱臼に対して手術を施行した症例の術後の中下位頚椎病変の進行について調べ,固定範囲をどのように決定するべきかを検討した.環軸椎亜脱臼に対して手術を行った症例10例において,6カ所にて中下位頚椎病変を生じており,いずれも癒合椎などの可動域の消失した部の隣接部にて生じていた,それらの病変のために,3例にて神経症状が悪化していた.神経症状の悪化した症例はいずれも脊柱管前後径が13mm以下であり,14mm以上の症例では中下位頚椎病変が出現しても神経症状は悪化しなかった.脊柱管前後径の小さい症例では,術前に癒合椎や可動性の消失した椎間が認められる場合には,同時に下位頚椎までの固定術や除圧術を考慮する必要があると思われる.

腰椎椎間板ヘルニアにおけるヘルニア腫瘤の三次元解析と臨床症状との関連

著者: 石本勝彦 ,   井口哲弘 ,   栗原章 ,   山崎京子 ,   佐藤啓三 ,   笠原孝一 ,   松本英裕

ページ範囲:P.1197 - P.1203

 抄録:単椎間の腰椎椎間板ヘルニアで,ヘルニア腫瘤の大きさおよび局在が,臨床症状の重症度と相関するかを検討した.腫瘤の大きさはその面積だけでなく,体積も計測し,また局在に関しては,腫瘤の突出部位を横断面と冠状断面で調査し,神経根と位置関係から症状の重症度との関連性を調べた.その結果,腫瘤の大きさは,知覚障害や膀胱直腸障害の重症度と強い関連性を有していた.しかし,疼痛や筋力低下の程度やJOA scoreとは相関がなかった.さらに,膀胱直腸障害は正中に突出し,硬膜管面積の小さいものに多く認めた.また,腫瘤の局在では,神経根の周囲に存在するものでSLR角が有意に低く,外側陥凹の狭い脊柱管形態が同様の傾向を示した.以上より,ヘルニア腫瘤が大きいものは知覚や膀胱直腸障害をより詳細に精査し,運動麻痺については複数根障害などの他の合併因子に注意する必要がある.

膝前十字靱帯再建術後の骨孔拡大について―膝屈筋腱群と膝蓋腱群の比較

著者: 糸田瑞央 ,   大野和則 ,   村越史呂 ,   佐々木勲 ,   八木知徳

ページ範囲:P.1205 - P.1211

 抄録:近年,膝前十字靱帯再建術後の骨孔拡大に関する報告が散見される.今回,術後1年以上経過観察を行った多重折り膝屈筋腱を使用した膝前十字靱帯再建術29例(STG群)と骨付き膝蓋腱を使用した再建術26例(BTB群)の術後の骨孔拡大および前方動揺性,臨床成績,関節内再鏡視所見について比較検討した.骨孔拡大や前方動揺性,臨床成績,関節内再鏡視所見には両群間に有意な差は認めなかったが,STG群ではBTB群より骨孔拡大例が多い傾向があり,3mm以上の骨孔拡大例では非拡大例より再鏡視での再建靱帯の滑膜被覆が不良になる傾向があった.

小円形細胞腫瘍の腫瘍マーカーとしての血清NSE

著者: 諌山照刀 ,   緒方公介 ,   小宮節郎

ページ範囲:P.1213 - P.1217

 抄録:血清NSEが骨軟部小円形細胞肉腫の腫瘍マーカーになり得るか否かを判断するため,治療前の原発性骨軟部腫瘍20例を検索した.小円形細胞肉腫5例は全例血清NSEが正常値より高値を示していた.一方,非小円形細腫肉腫15例では全例正常範囲であった.この結果から,血清NSEは小円形細胞肉腫の腫瘍マーカーとして有用である可能性が示唆された.

手術手技 私のくふう

椎弓根スクリューを応用した外傷性仙腸関節脱臼の治療経験

著者: 斉田通則 ,   木村長三 ,   飯田尚裕 ,   石田直樹 ,   井上千春 ,   鐙邦芳

ページ範囲:P.1219 - P.1223

 抄録:仙腸関節脱臼を伴う骨盤輪骨折の治療では,確実な整復と安定性獲得が最も重要であり,手術治療が適応となる.われわれは外傷性仙腸関節脱臼4例に対し,lsola spinal instrumentationを応用した整復・固定術を行い,良好な結果を得た.S1椎弓根に刺入したスクリューと,腸骨の内板と外板間に整復位を想定し曲げて挿入したロッドをコネクターで連結しナットで締結することで,従来の内固定法に比べ極めて強固な整復力と固定性が得られ,全例で早期離床が可能であった.また,手術までに時間が経過した例でも良好な整復位が得られた.本法は下位腰椎の健常なmotion segmentを犠牲にすることなく,仙腸関節のみを固定できる利点を有し,その整復力は垂直方向や前後方向の転位に対し特に優れており,最も不安定とされるvertical shear injuryに良い適応があると考えられた.

脊柱変形に対する内視鏡下手術の応用

著者: 平泉裕 ,   神與市 ,   大沢延行 ,   山田徹 ,   藤巻良昌 ,   藤巻悦夫

ページ範囲:P.1225 - P.1230

 抄録:1996年より開始した内視鏡下での脊椎手術症例の中から,脊柱変形に対する本手技応用の可能性について検討した.症例は4例(後弯2例,側弯2例)で,年齢は12~70歳,平均34.5歳であった.特発性側弯症例に対しては胸腔鏡視下に前方解離術を施行した.本手技は5mm径斜視鏡と7mm径トロカール3本を使用し,肋骨頭切除と椎間板切除後に壁側胸膜を内視鏡下に縫合した.第5腰椎半椎による先天性側弯症例に対しては腹腔鏡視下に腹部大動脈分岐下,左側,右側の順に半椎を展開し摘出が可能であった.後弯変形の2例には椎体亜全摘を行い,1例は自家腸骨で,1例は骨粗鬆症のためHarmscageで置換した.本手技は従来の開創術式と比較して創が小さく術後疼痛が少なかった.脊柱への手術操作は従来と基本的に変わらなかった.内視鏡下手術は術野に接近して拡大され明るい視野が得られるため,内視鏡操作と深度感覚に習熟すれば応用可能な術式と考えられた.

専門分野/この1年の進歩

日本手の外科学会―この1年の進歩

著者: 藤巻悦夫

ページ範囲:P.1234 - P.1236

 第42回日本手の外科学会は藤巻悦夫会長のもとで,1999(平成11)年5月13~15日,東京国際フォーラムにおいて開催された.
 今回の学術集会のトピックスを紹介するとともに,日本手の外科学会の機構改革について報告する.

日本脊椎外科学会―この1年の進歩

著者: 平林洌

ページ範囲:P.1238 - P.1241

 創立25周年に当たる第28回日本脊椎外科学会では,主題を「長期成績(10年以上)からみた脊椎手術の問題点と対策」とした.この4半世紀における脊椎手術の成果を総括すると同時に,残された課題を整理して,それらの解決を21世紀に託すためである.以下にその要点を示す.

最新基礎科学/知っておきたい

mechanoreceptor

著者: 井原秀俊

ページ範囲:P.1242 - P.1243

 関節外科の手術法として,従来の関節切開による方法から最小侵襲手術が重要視されてきている.このことは,解剖学的修復・再建を,生体力学側面から腐心してきた従来の視点を変えさせ,神経生理学的側面から見て好ましい傾向である,ここ10年来,関節の情報収集面に目が向けられ始めてきた.この力学的情報源としての,関節メカノレセプターについて述べる.

境界領域/知っておきたい

FEM(第2回)

著者: 森田真史

ページ範囲:P.1244 - P.1248

【有限要素法の原理】
 有限要素法の原理を図1に示す簡単な2次元構造物の応力問題を解きながら解説する.
 構造物は弾性率E,ボアッソン比ν,厚みTからなる矩形薄板とする.上面中央部に一様な法線荷重Wを受けて水平台(床)に静置されているものとする.

講座

認定医トレーニング講座―画像篇・36

著者: 細江英夫

ページ範囲:P.1249 - P.1252

症例:60歳,女性(図1)
 主訴:歩行障害
 現病歴:2年前より両下肢のしびれが出現.また,時おり夜間下肢痛(臥床時痛)を自覚していた.2カ月前より下肢脱力を自覚,長距離の歩行が困難になったため受診した.

整形外科英語ア・ラ・カルト・81

整形外科分野で使われる用語・その43

著者: 木村專太郎

ページ範囲:P.1254 - P.1255

●pelvis(ペルヴィス)
 これは骨盤のことであるが,この語源はサンスクリット語の“お碗”や“桶”を意味する“plalavi”であり,これがギリシャ語になり“pelvis”となった.複数形は“pelves”である.英語の辞書には,この語源は“bowl”(ボゥル)や“basin”(ベイスン)と記述されている.“bowl”はどんぶり,“basin”は洗面器のことである.
 ご年輩の先生方は,骨盤はドイツ語の“Becken”(ベッケン)で親しんでおられよう.これも“洗面器”や“たらい”のことである.寛骨のことを“Beckenbein”(ベッケン・バイン)という.

ついである記・39

モンゴルの大草原を駆る

著者: 山室隆夫

ページ範囲:P.1256 - P.1257

●数千年昔の祖先の血が騒ぐ
 私達黄色人種は大分類ではmongoloidと呼ばれて黒人や白人と区別されているが,特に中国大陸や極東に住んでいる人々の中には幼少時にお尻に蒙古斑と呼ばれる青い痣をもった人が多い.私自身は,その上に顔貌が蒙古人とそっくりであるので,私の遠い祖先は恐らく数千年も昔に蒙古地方から満州,朝鮮を経て日本列島へ移動してきたのではなかろうかと思っている.人は歳を取るにつれて自分のルーツを探し求めるようになるといわれるが,私もモンゴル整形外科学会から講演の依頼があったのを機に,遙かなる自分の祖先が発祥したと思われる蒙古の地を一目見てみたいと思い,神戸中央市民病院の田村清副院長を誘って1999年7月に初めてモンゴルへ旅をした.
 モンゴルの空の玄関であるボヤント・オハー国際空港からウランバートルの町まで車で40分,初めてモンゴルの大草原の中を車で走った時,私は何か体の底から徐々にうずき上ってくるような不思議な感動を覚えていた.そして,間もなく学会長のブディー女史ら数人とレストランで夕食を共にしたのだが,通訳の女性も店員も誰もかもが初対面の人達とは思えないような一種の懐しさを私に強く感じさせるのだった.勿論,私はモンゴル語の一言も判らないにも拘らず,この人達とは以前に何処かで喋ったような気がしてならなかった.

座談会

産業医に求められる整形外科医の役割

著者: 小川厚 ,   中村利孝 ,   西川英樹 ,   大井利夫

ページ範囲:P.1259 - P.1270

 大井(司会) 今日の座談会は「産業医に求められる整形外科医の役割」というテーマで,具体的には産業医の役割と現状,産業医としての整形外科医,産業医の資格取得の問題,産業医の将来像などについて話し合っていただきたいと考えています.
 産業医については,日本整形外科学会も1987(昭和62)年から「産業医委員会」を設置して積極的に取り組んできていますが,残念ながら多くの会員の皆さんに未だ十分にご理解いただいていないのではないかと思われます.産業医委員会が1995(平成7)年の10月に行ったアンケート調査でも,回答率は日整会会員の8.7%にすぎませんでした.産業医に従事している人は回答者の31%,将来産業医に従事したいという希望者も48%と半数に達していません.

臨床経験

第1胸椎転移性脊椎腫瘍に対する胸骨鎖骨部分切除進入法による前方固定の経験

著者: 上金伸一 ,   長汐亮 ,   近藤真 ,   井上正弘

ページ範囲:P.1273 - P.1276

 抄録:第1胸椎転移性脊椎腫瘍に対してSundaresanらが報告した胸骨鎖骨部分切除進入法による前方除圧固定を行った.症例は67歳の女性で,左上肢尺側の疼痛およびシビレを主訴とした.神経学的に左C8,T1領域で知覚低下,両下肢腱反射亢進を認めた.MRIで腫瘍性病変がT1左椎弓根から椎体,脊柱管内に浸潤していた.既往に胆嚢癌の手術歴があり,T1転移性脊椎腫瘍による左C8,T1神経根障害の診断で手術を行った.左胸鎖関節を含む胸骨柄2/3と左鎖骨近位3cmを切除し椎体を露出した.腫瘍を可及的に摘出し,チタンケージに切除した鎖骨を充填し移植,C7-T2間をORIONプレートで固定した.病理診断は胆嚢癌の骨転移であった.術前の疼痛,シビレは消失した.骨切除による肩関節症状はなかった.本進入法は術野が広く,上位胸椎の展開には有用な進入法と思われた.

イリザロフ治療が困難であったLarsen症候群に伴う先天性膝関節脱臼の1例

著者: 松井好人 ,   川端秀彦 ,   柴田徹 ,   田中啓之 ,   南平昭豪

ページ範囲:P.1277 - P.1280

 抄録:Larsen症候群に伴う先天性膝関節脱臼1例に対して,イリザロフ法により軟部組織を延長することで整復を試みた.イリザロフ法単独では十分な整復位が得られず観血的整復術を必要としたが,膝の回転中心を設定した可動域訓練にはイリザロフ創外固定器は有用であった.重度の先天性膝関節脱臼のイリザロフ治療にあたっては,大腿四頭筋および関節内の線維化の程度や,ハムストリングスの走行異常などのイリザロフ法では解決困難な解剖学的異常を念頭におく必要がある.

第6頚椎に発生したAneurysmal Bone Cystの1例

著者: 野上健 ,   田島宝 ,   杉山晴敏 ,   石川知志 ,   加藤哲弘 ,   川上寛 ,   川崎雅史 ,   藁科秀紀 ,   古橋範雄 ,   森山明夫 ,   多賀聡子

ページ範囲:P.1281 - P.1284

 抄録:症例は11歳女子.初診の1週間前より誘因なく背部痛が出現した.単純X線像およびCT像で第6頚椎棘突起から椎弓,椎体にかけての骨透亮像と骨皮質の菲薄化,膨隆を認めた.開放生検にて動脈瘤様骨嚢腫と診断し,掻爬,後方固定術を施行した.生検時には動脈性出血がみられたが,手術時のそれは予想外に少量であった.術後5カ月より,単純X線像およびCT像にて椎弓から椎体にかけての骨透亮像が増大し腫瘍の再発を認めた.横突孔の境界が不鮮明のため,再手術による十分な切除は不可能と考え,20Gyの低線量放射線療法を2週間かけて施行した.照射開始後3カ月より単純x線像上の骨透亮像の改善をみ,1年4カ月の現在,経過は良好であるが,今後長期にわたる厳重な経過観察が必要と考えている.

後縦隔に発生し肋間筋内に浸潤したganglioneuromaの1例

著者: 細金直文 ,   矢部啓夫 ,   森岡秀夫 ,   森井健司 ,   藤村祥一 ,   向井万起男 ,   戸山芳昭

ページ範囲:P.1285 - P.1288

 抄録:後縦隔に発生し肋間筋内に浸潤したganglioneuromaの1例を経験した.症例は26歳男性で,背部痛を主訴に来院した.MRIで第7,8胸椎近傍に腫瘍像を認め,生検を施行した.組織所見では神経性組織が密に増殖し,大型で核が偏在した核小体明瞭の神経節細胞が存在しganglioneuromaと診断した.後方から腫瘍摘出術を行い,術後1年2カ月と短期ではあるが再発を認めず経過良好である.
 Ganglioneuromaの報告は,本邦では1971年以降,われわれの渉猟し得た範囲では55例であったが,発生部位は後縦隔や後腹膜など外科,泌尿器科領域の報告が多く,整形外科領域で扱われることは少ない.整形外科領域では12例の報告があり,いずれもdumbbell型を呈した腫瘍とS1神経根部の報告であり,本例のように肋間筋内に浸潤にしている報告はなかった.

基本情報

臨床整形外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1286

印刷版ISSN 0557-0433

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