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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻10号

1999年10月発行

文献概要

論述

膝前十字靱帯再建術後の骨孔拡大について―膝屈筋腱群と膝蓋腱群の比較

著者: 糸田瑞央1 大野和則1 村越史呂1 佐々木勲1 八木知徳2

所属機関: 1手稲渓仁会病院整形外科 2手稲八木整形外科

ページ範囲:P.1205 - P.1211

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 抄録:近年,膝前十字靱帯再建術後の骨孔拡大に関する報告が散見される.今回,術後1年以上経過観察を行った多重折り膝屈筋腱を使用した膝前十字靱帯再建術29例(STG群)と骨付き膝蓋腱を使用した再建術26例(BTB群)の術後の骨孔拡大および前方動揺性,臨床成績,関節内再鏡視所見について比較検討した.骨孔拡大や前方動揺性,臨床成績,関節内再鏡視所見には両群間に有意な差は認めなかったが,STG群ではBTB群より骨孔拡大例が多い傾向があり,3mm以上の骨孔拡大例では非拡大例より再鏡視での再建靱帯の滑膜被覆が不良になる傾向があった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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