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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻10号

1999年10月発行

臨床経験

イリザロフ治療が困難であったLarsen症候群に伴う先天性膝関節脱臼の1例

著者: 松井好人1 川端秀彦1 柴田徹1 田中啓之1 南平昭豪1

所属機関: 1大阪府立母子保健総合医療センター整形外科

ページ範囲:P.1277 - P.1280

文献概要

 抄録:Larsen症候群に伴う先天性膝関節脱臼1例に対して,イリザロフ法により軟部組織を延長することで整復を試みた.イリザロフ法単独では十分な整復位が得られず観血的整復術を必要としたが,膝の回転中心を設定した可動域訓練にはイリザロフ創外固定器は有用であった.重度の先天性膝関節脱臼のイリザロフ治療にあたっては,大腿四頭筋および関節内の線維化の程度や,ハムストリングスの走行異常などのイリザロフ法では解決困難な解剖学的異常を念頭におく必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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