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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻12号

1999年12月発行

文献概要

シンポジウム 脊椎内視鏡手術―最近の進歩

側弯症に対する胸腔鏡視下脊椎手術の検討

著者: 上村幹男1 江原宗平1 木下哲也1 伊東秀博1 湯沢洋平1 高橋淳1 高岡邦夫1

所属機関: 1信州大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1455 - P.1461

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 要旨:胸椎部脊柱変形に対して胸腔鏡を応用した症例を紹介し,脊柱側弯症に対する内鏡視下手術の展望について述べた.
 1996年以来,われわれが行った胸腔鏡視下手術は14例である.このうち脊柱変形に対して胸腔鏡を行った症例は3例である.対象疾患と術式は,後側弯症に対する鏡視下前方解離術,先天性多関節拘縮症に伴う脊柱後側弯症に対する胸腰椎移行部前方解離術,特発性側弯症に対するZielke手術であった.いずれの症例も胸腔鏡を使用することで小手術創で手術の目的を達成できた.
 手術手技の向上に加え,小開胸の追加,CT,単純X線から手術計画を作成するなどの工夫により胸腔鏡視下手術は安全に行うことが可能であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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