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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻12号

1999年12月発行

文献概要

整形外科/知ってるつもり

Stress shielding

著者: 松野丈夫1

所属機関: 1旭川医科大学整形外科

ページ範囲:P.1526 - P.1527

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 整形外科の分野において応力遮蔽stress shielding(以下SSと略す)は,骨折の内固定および脊椎外科における椎間固定に用いられる力学的強度の高いrigidな金属プレートの使用による骨量減少や骨癒合の遅延において問題となる.人工関節置換術においては,1)人工股関節置換術(以下THAと略す)においてステムが骨内に挿入されることによる大腿骨近位内側calcar部の骨量減少,2)人工膝関節置換術において大腿骨遠位(前方)における骨量減少が問題となり,長期における力学的強度および再置換術の際のbone stockの問題が生じている.その他では,膝の靱帯再建術の分野などでSSが問題とされている.今回は,THAの際にステム側に生じるSSを中心として説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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