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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻12号

1999年12月発行

文献概要

境界領域/知っておきたい

超音波刺激,その骨折治療法について

著者: 水野耕作1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1529 - P.1529

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【超音波骨折治療器】
 最近,超音波を用いて骨折を治療する方法が日本にも普及してきた.この超音波骨折治療器を使用した低侵襲骨折治療法について紹介する.
 超音波は従来より種々な疾患の診断,手術あるいは治療に用いられてきた.手術には5~300W/cm2の高出力を用いて結石や白内障などに使用される.しかし,骨折治療に対しては,出力が30mW/cm2で非常に弱い.これが骨折治療に対して骨癒合促進の効果があると報告したのは,1983年のXavierとDuarteが最初である1).その後,臨床的にも基礎的にもそれが実証され2),多くの新鮮骨折のみならず,遷延癒合骨折や偽関節などの難治性骨折に対しても効果のあることがわかってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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