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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻2号

1999年02月発行

文献概要

論述

特発性大腿骨顆部骨壊死初期像と変形性膝関節症の画像診断

著者: 草山毅1 戸松泰介1

所属機関: 1東海大学大磯病院整形外科

ページ範囲:P.187 - P.194

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 抄録:初期特発性大腿骨顆部骨壊死症ではX線上異常がない時期に既にMRI骨髄所見に変化が生ずる.今回本疾患の腰野によるStage Ⅰの5症例と,50歳以上の膝関節痛にて来院した変形性膝関節症96例104膝を対象に,MRI画像での鑑別が可能かどうかを調査した.
 特発性大腿骨顆部骨壊死においては,高齢,女性,夜間痛,強い自発痛を有し,MRI骨髄所見にても全例に早期から出現,その程度も強かった.一方,変形性膝関節症では,MRI骨髄所見は47/104膝(45%)の出現にとどまり,また北大Stage分類とその程度とは必ずしも相関は見られなかった.また,MRIにて𦙾骨側のmirror lesionが45/47膝に認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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