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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻3号

1999年03月発行

シンポジウム オステオポローシスの評価と治療方針

整形外科の立場から

著者: 高岡邦夫1 小林千益1

所属機関: 1信州大学医学部整形外科

ページ範囲:P.259 - P.263

文献概要

 要旨:骨格の損傷や疾患を扱う整形外科の治療にあたって骨粗鬆症が影響することは日常診療でよく経験する.骨粗鬆症の治療として骨量維持や骨量回復を目的とすることには異存はないが,整形外科の臨床において骨粗鬆症が骨折の治療に限らず,いろいろな整形外科疾患の治療に与えている影響も考慮すべきであろう.また,骨粗鬆症に由来する骨折の予防や治療についても一般の骨折の治療方法に加えて,骨の脆弱性を合併しているときには,整形外科として専門的な工夫も必要である.この観点から,人工関節の耐用性への骨粗鬆症の影響,骨粗鬆症の椎体骨折に対する治療体系の必要性と確立,骨粗鬆症患者に起こりやすい大腿骨頚部骨折の危険性の予知予防などについて考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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