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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻3号

1999年03月発行

臨床経験

左膝近傍に発生した骨外性粘液型軟骨肉腫の1例

著者: 安田ゆりか1 土谷一晃1 工藤幸彦1 高橋寛1 奥秋保1 勝呂徹1 茂手木三男1 亀田典章2 蛭田啓之2

所属機関: 1東邦大学医学部整形外科 2東邦大学佐倉病院病理

ページ範囲:P.367 - P.370

文献概要

 抄録:症例は47歳女性.主訴は左膝関節内側の腫瘤.MRI上,T1強調画像でlow,T2強調画像でhigh,Gdで不規則にenhanceされた.術中迅速病理でlow grade malignancyと診断され,広汎切除を行った.切除縁評価はwide margin(1cm)であった.術後1年8カ月の経過で再発転移を認めていない.
 骨外性粘液型軟骨内腫は比較的稀な低悪性腫瘍であるが,過去の報告例をみると10年後に再発や転位をきたした症例がみられることから長期間にわたる慎重な経過観察が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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