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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻4号

1999年04月発行

文献概要

特集 脊椎外科最近の進捗―脊椎骨切り術と脊椎再建を中心として―(第27回日本脊椎外科学会より)

頚椎再建と後方instrumentation

著者: 谷口睦1 横山浩1 夫徳秀1 青木康夫1 圓尾宗司1

所属機関: 1兵庫医科大学整形外科

ページ範囲:P.395 - P.403

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 抄録:構築学的破綻を来した頚椎疾患に対する後頭骨・頚椎再建に後方instrumentation手術の果たす役割は大きい.今回,78例に対するLuque法(rod/wire system),Axis法(plate/screw system),Olerud法(rod/screw system)の頚椎instrumentの使用経験およびその手術成績を検討した.各種頚椎後方instrumentationによる固定は初期固定性,長期成績ともに良好で,骨癒合も97.2%と高率であり,後頭骨・頚椎後方単独再建には非常に有用であった.Instrumentの選択には,固定性,固定範囲,矯正力,同時除圧の可否のみならずRA頚椎病変を代表とする疾患病態,骨密度などが重要条件となる.頚椎外側塊,椎弓根screwを用いた頚椎後方screw固定法は,後方同時除圧と強固な再建・固定が可能な後方instrumentであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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