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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻4号

1999年04月発行

文献概要

特集 脊椎外科最近の進捗―脊椎骨切り術と脊椎再建を中心として―(第27回日本脊椎外科学会より)

骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折に対するリン酸カルシウム骨セメント椎体内注入補塡術

著者: 山本博司1 柴田敏博1 池内昌彦1

所属機関: 1高知医科大学整形外科

ページ範囲:P.435 - P.442

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 抄録:脊髄・神経麻痺を伴わない骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折症例に対し,当初はペースト状であるが,次第に硬化するリン酸カルシウム骨セメント(CPC)を注入補填し,椎体の力学的強化と修復を図る治療法の開発を試みているので,報告し検討する.
 実験的に,6匹の骨粗鬆犬の腰椎に作成した骨孔にCPCを注入し,3,6,および12カ月後に,力学的検査と組織学的観察を行った.CPC注入椎体は非注入椎より力学的に高い強度を示し,CPC周囲には新生骨による被覆が進んでいることが確められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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