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Closed kinetic chain exercise―閉鎖運動連鎖訓練
著者: 井原秀俊1
所属機関: 1医療法人玄真堂川嶌整形外科病院
ページ範囲:P.612 - P.613
文献購入ページに移動kinetic chainという用語は,機械工学において連結分析に使用していた言葉を,Steindlerが生体の運動力学に応用したことに由来する.彼は,末端の関節に,ある程度の抵抗がかかり運動に制限を受けた状態と,制限なしに自由に手足が動き得るような状態に分けることを提案した.つまり,遊脚期の手足のように末梢部が制限なしに動きうる状態を開放運動連鎖open kinetic chainとし,懸垂や腕立て伏せ時の上肢や,スクワット時の下肢のように末梢部が固定された状態を閉鎖運動連鎖closed kinetic chainとした.広義に解釈すれば,足や手の抵抗訓練時の運動制限状態も閉鎖運動連鎖に入るであろう.
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