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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻6号

1999年06月発行

文献概要

シンポジウム 整形外科と運動療法

緒言 フリーアクセス

著者: 梅ケ枝健一1

所属機関: 1梅ケ枝整形外科

ページ範囲:P.684 - P.686

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 身体を動かし移動することができる,われわれ人類にとって,もし不幸にして何かしらの事情により,その能力を著しく損ない,または自分で身体を動かすことが全く不可能になったとしたら,その将来は暗いものとなるであろう.
 われわれ医師の祖ヒポクラテスは,運動,スポーツ(運動とスポーツは多少相違がある.日常行っている動作,例えば通勤,通学,買い物等で身体を動かすことが運動であり,日常生活動作から離れ,別の場所で楽しく,健康のために行う運動動作をスポーツと私は考えている.本稿においては運動,スポーツを同義語として理解してほしい)は健康増進,維持に優れた効果があると言っている.インドのヨガ,中国の気功なども健康を目的とした運動療法である.では運動することによって人間は何を得ることができるのか.スポーツ医学の観点から次の3つの事柄が考えられる.1)健康増進・維持,2)疾病の治療手技として,3)予防医学の面からの医学的効果が考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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