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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科34巻6号

1999年06月発行

文献概要

シンポジウム 整形外科と運動療法

スポーツによる膝疾患と運動療法

著者: 八木知徳1

所属機関: 1医療法人社団知仁会手稲八木整形外科

ページ範囲:P.707 - P.713

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 要旨:スポーツによる膝前十字靱帯損傷43例の治療を通し,運動療法の効果を検討した.全症例のスポーツ復帰率は81%であった.意欲的に運動療法を行い,健側比大腿伸展筋筋力が80%以上回復した例では全例元のスポーツ復帰を果たしたが,80%以下の例では56%のみであった.本人の希望で,術後の運動療法をスポーツクラブで行った5例は,1年後の筋力が95%に回復し,全例スポーツ復帰していた.運動療法処方箋に基づいた運動療法を行えば,スポーツクラブでも安全に機能訓練ができることがわかった.スポーツクラブは,病医院に比べると,時間的制約が緩やかで利用しやすく,費用の面でも安く,治療効果も同等なので,今後積極的に利用してもよいと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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